|
 |
|
|
脳卒中の運動麻痺
|
|
(1)弛緩期
発症後すぐには自分で悪くなった半身を動かすことができません。筋肉は緩んだ状態(弛緩期)になります。この時,麻痺した手足が非常に重く感じます。麻痺のない側(健側)と麻痺のある側(患側)の筋肉のアンバランスなどにより体の動かし方もわからなくなります。 |
|
(2)痙性期
しばらくすると,少しずつ悪くなった半身を動かすことができます。しかし筋肉はこわばった状態(痙性期)になり,動かすには非常な努力が必要です。また,粗大的な動きしかできません。 |
|
(3)回復期
その後少しづつ麻痺した手足が動かしやすくなります。筋肉がつっぱった回復期になり,動きも少しずつ細かな運動が,行えるようになってきます。 |
|
| 脳卒中に対する理学療法 |
|
| 脳卒中の理学療法の目的は,大きく分けて4つあります。 |
| 1)傷害されていない脳の能力を効率よく活用し障害の程度を軽くする。 |
| 2)麻痺している側の筋肉のこわばり(痙性)をとり運動しやすくする。 |
| 3)麻痺側の動きを代償するように健側の使い方を上手にする。 |
| 4)麻痺側の関節が固まらないようにする。 |
|
|
| 脳卒中による麻痺は,自分自身ではうまく動かそうとしても動きません。赤ちゃんが,ひとつひとつの動きを学んでい〈ように,動き方を学んでいかなければなりません。また動いたとしてもどのように使ったらよいかもわかりません。あせらず自分自身で確認しながら学習していくことが良くなるこつです。 |
 |
|
| 脳卒中の訓練 |
| (1)発病後しばらくは,脳の損傷がおちつくまで安静時期が続きます。この時期の訓練は,病室で理学療法士が悪くなった手足の動かし,その動き方を確認してもらいます。また,悪い状態に体が固まらないように正しい姿勢を指導します。 |
|
| (2)病状が安定してくると,訓練室か病室でペット上で座る練習を行います。最初は,安定して座ることが難しいですが,座る姿勢がうまく歩けるかのキーポイントです。麻痺のある側の体の使い方をしっかり学びます。 |
|
| (3)うまく座れるようになると立つ・歩く練習に移ります。この時期になると,自分でかなり動けるようになります。体を無理に動かしたり歩けばよいと勘違いする人がいますが,自分の体をうまくコントロールする事が重要です。担当理学療法士の指示に従った運動を行ってください。 |
|
|
|