従来の骨折治療は、骨折部の整復・固定を行った後は、治癒過程を自然経過に任せるのみで、積極的に骨癒合を促進する方法はありませんでした。
超音波骨折療法は、微弱な超音波を1日1回20分間、骨折部に与えることで骨折治癒を促進する治療法であり、新鮮骨折の骨癒合期間を短縮することが複数の臨床試験で報告されています。
本治療法は非侵襲的であり、非常に微弱な超音波なので副作用も少なく、従来の骨折治療に追加するだけのものであり、有効な治療法といわれています。
星ヶ丘厚生年金病院整形外科では、先進医療として超音波骨折治療器による治療が可能です。
現在、超音波骨折療法は、「難治性骨折(*1)」や「偽関節(*2)」などの疾患ではすでに保険診療として承認されていますが、新鮮骨折での使用は保険適応外となります。ただし、超音波骨折療法は先進医療として認定されていますのでこの治療にかかる費用のみ自己負担とすることで、そのほかの入院費や処置費用は健康保険適応とすることが出来ます。
超音波骨折療法の先進医療としての適応は四肢の骨折のうち、観血的手術を実施した場合に限られています。詳細については主治医にお尋ねください。
(*1)予測された期間内に骨癒合(骨折部位の修復)が得られない骨折の総称です。
(*2)骨の自己修復力が失われ、骨折部位の両端が離れたまま、あたかも関節であるかのような異常可動性を示す骨折を言います。一般に、6ヶ月以上経過しても骨癒合が見られないものが偽関節として扱われます。
観血的手術後すぐに超音波骨折療法を行うことが出来ますので、通常よりも早い回復が望めますので次のような方には有効です。
先進医療にかかわる費用が患者様の全額自己負担となります。当院での超音波骨折療法にかかる費用は、¥140,140 です。
医療保険、介護保険、国民保険、労災保険、公害保険、公費保険制度(感染症法、生活保護法、障害者自立支援法等)においても、先進医療に係わる費用は患者様の自費負担となります。
上記保険制度等ご不明な点がありましたら、医事課にお問い合わせください。
